以前投稿した記事に関連して、今回はサークル運営についてのお話。
サークルの運営事情概要
駒場キャンパスは主に1、2年生が通っている。
このため2年生が主体となってサークル活動の運営が進められるケースが多い印象だった。
勿論、例外のサークルがあったり、3、4年生や大学院生が参加したりする場合もあるだろうが、大抵は2年生が主導している。
どのサークルでも活動の運営には、
- 合宿や飲み会などのサークル内のイベント活動
- 学園祭や設備関連の調整などのサークル外の活動
- 新入生の勧誘活動
などが必要だ。
そういったサークル活動の継続に必要な仕事をこなすことが、サークルを主導している人々の役割である。
そういう人々を「執行」と呼称する場合もあった。
サークル内での役割分担
私が所属していたテニスサークルは
「飲みなし・女子なし・人少なし」
の三拍子が謳い文句とされており、実際その通りの環境だった。*1
いわゆる「テニサー」というよりは、純粋にテニスをするサークルであり、個人的には非常にありがたい居場所だった。
我らがサークルの執行役は2年生の担当であり、覚えているだけでも
部長、副部長、新歓係、会計兼合宿係、コート係
といった役職があった。
役職の引継ぎが行われる「代替わり」時期は各サークルによって違うと思うが、我らがサークルでは入会してから約半年後の10月~11月に設定されていた。
今にして思えば、非常にタイトな世代交代スケジュールのように思えるが、それでも代々と風習が受け継がれていくのは何だか面白い。
さて、代替わりの際に私にも役職が回ってきて会計兼合宿係に任命された。
合宿は年に4回計画されており、行き先を決めたり宿泊施設の人と現地で支払いなどの対応したりするのが合宿係の仕事内容だ。
なかなかハードルが高いように思えるが、お世話になっている旅行会社から、行き先やバスの手配、宿泊施設の予約などについてサポートを受けられるので非常に助かったものだ。
提案していただいたプランの中から選択すればOKだ。
一方、会計係はサークルのお金の管理をするのが仕事だ。
お金の流れは結構シンプルであり、
- 主な収入はサークル構成員の入会費と年会費
- 主な出費はボール代と合宿費の不足分
となっていた。
例えば学園祭に出店する際には比較的大規模なお金の流れが想定されるが、我らのサークルではテニスと直接的な関係のないイベントには参加しない風習だったためお金の流れがシンプルだった。
こういった背景もあり、会計係の負荷はそんなに大きくないため、合宿係と結合されていた。
ちなみに他の役職について軽くコメントしておくと、
部長は普段の練習を運営するリーダー的役割
副部長はサポート役で主にテニスボールの管理
新歓係は新入生への対応やビラの準備
コート係はコート予約とその情報共有
といった内容だった。
まとめ
サークルという小規模かつ約1年間の短い期間ながらも、組織の運営に少し関与できたのは面白い経験だったように思える。
また、純粋に仲間とテニスを楽しめた時間が今では非常にキラキラとした思い出となっている。
私の代の部長と副部長とは学科が同じでサークル外でも仲良くさせてもらっていたのだが、大学院生時代に部長が「あの時が一番楽しかったなあ」と言っていたのがとても印象に残っており、私もそう思っている。
*1:ちなみに飲み会は全くないわけではないのだが、新歓や送別会など要所を押さえた必要最低限の回数となっていた。