引っ越ししました2024

最近引っ越しして、ようやく落ち着いてきたので備忘録としてまとめてみる。

 

大学進学に伴い実家から離れてから、今回で6件目の住居となる。ここ十数年の期間では大体2~3年に一度のペースで引っ越してきたことになる。

思い返して見れば自分が思っている以上にフットワークが軽いのかもしれない。

 

今回の引っ越しは必要に迫られたものではなく、ライフスタイルを変更することが目的だった。色々と少しずつ状況が変わって、よりシンプルな生活に変更したいと考えるようになり、今回はその希望を叶える形で引っ越しが実現する運びとなった。

 

変更したい観点としては、通勤方法、部屋の仕様、気分転換の三つが挙げられる。

 

今は会社員として勤めているが、昨年の後半から会社の部署移動のため勤務先の住所が変わり、その結果として徒歩通勤から電車通勤へと通勤方法が変わった。しばらく電車通勤で過ごしてみたが、致命的ではないものの細かいストレスをしばしば感じるようになっていった。

 

通勤時間としては、徒歩通勤時は10分、電車通勤時は40分くらいになった。通勤時間が増えたのは残念だが、電車に乗ること自体にストレスを感じていた。

タイミングが悪いと駅で10分ほど待つ必要があるため、電車が来る時間を気にして家を出たり、焦って準備したりするようになった点が大きな変化だった。

また、人混みが苦手なため、そもそも駅や電車内自体がストレス要因となっているように感じた。駅の近くや駅構内では、人と衝突しないように人を避ける必要性があり、特に仕事終わりにそのリソースを割くのが負担に感じていた。

電車内では、人と人との距離が近く、空気も悪い感じがあり、結果的に呼吸が浅くなっていることに気づいていた。

 

こういった点が細かいストレスとして蓄積していく実感があり、変更したいと考えるようになっていった。

 

次に、部屋の仕様に関して。
以前住んでいた物件は間取りとしては1LDKでかなり広々していた。また築浅物件(入居当時は2年目)で部屋の状態も良く、とても綺麗な印象だった。そのため自分が住むことで部屋を汚くしては忍びないという強い想いが芽生え、片付け掃除に目覚めるきっかけとなった。それに、当時は会社まで徒歩で通えるという好立地。

 

総じて部屋の満足度はかなり高く、今まで住んできた住居の中で断トツの一番だった。今までにない快適な生活を送る中、片付け掃除を極めていったのだが、次第に持ち物自体との向き合い方を見直すようになっていった。物の数が少なく、余白があることの尊さを身に染みて実感できるようになった。

本格的に物を減らすようになったきっかけは、断熱性の高い水筒の導入だった。詳細は別途記事を書こうと思っているが、水筒にコーヒーを淹れるようになって、淹れたばかりのコーヒーの一口目の感覚を何度も味わえる断熱性能の高さに感動し、家中のマグカップを全て処分することにした。

このマグカップ全処分プロジェクトの延長として、家の中の他の物を積極的に減らすようになっていった。


持ち物が減った結果、部屋の大きさをサイズダウンしても全然問題なさそうだと判断し、家賃のコスト削減効果も期待して、よりコンパクトに、かつ余白を備えた部屋を求めるようになっていった。

 

最後に、気分転換の点に関してだが、以前の物件に住んで3年目ということで若干飽きを感じている節があった。明確な退屈を感じていたわけではないが、少し新たな刺激を取り入れたいとも思っていた。

 

いつもの通勤、いつものスーパー、いつもの作り置き、いつものお散歩コース……

 

そういった日常の繰り返しの中、少しの違いや新たな発見に気づくことは大好きである。

 

ただ、勤務先変更に伴う通勤方法の変化や新しいオフィスが新たな刺激を求めたくなるような気分の変化に作用した。そろそろ今まで構築した習慣を一旦手放して新しい風を取り入れたい気分になってきた。

 

以上をまとめると、今回の引っ越しはライフスタイルの変化を目的としたものとなった。

 

物件探しは何度も何度も何度も頭を悩ませ、ようやく絞った1件については、内見まで済ませたものの、先に申し込みが入り断念。
結局、2番手として検討していた物件に決めることにした。ただ、入居前には気付かなかったいくつかの困難に直面し、それらの解決に骨が折れ、現在も若干悩みの種となっている。

 

築15年、1K、会社までは徒歩30分、といった物件で、少なくとも以前の物件と比較してグレードが下がった。

入居直後、玄関に入ってまず気付いたことだが、明らかに排水溝の悪臭が漂っていた。結局、発生源は洗濯機用の排水溝だったのだが、かなり面食らってしまった。

また、居室で過ごしていると窓のがたつきや隙間風が気になり、明らかに寒く感じた。暖房の設定温度と部屋の温度計の温度差からも、やはり部屋の密閉性が悪いと判断できた。その対策として、窓や玄関ドアに隙間テープを張ることにしたのだが、この効果はかなり大きく、寒さ問題はほとんど解決することができた。

また、ある日、キッチン水栓に水たまりができていることに気づいた。お皿洗い後には毎回シンクの水滴を拭きとっているのだが、はじめは拭き取り忘れかと思っていたものの、確実に拭き取った後30分ほど経過すると水栓の根元から水が漏れ出すことが判明した。すぐさま管理会社に連絡して業者対応となったが、一度目の対応では改善したものの漏れが完全に解消せず、結局二度対応してもらうこととなった。今は問題なく使えているので一安心だ。

 

他にも気になっている問題があり、今後も必要であれば対策していく感じになるだろう。また別途記事をこしらえるかもしれない。

 

このようにいくつか困難があり、全体的に生活レベルは下がってしまった印象なのだが、確実にライフスタイルの変化には成功しており、その点については満足度はかなり高い現状だ。

 

今回は最近の引っ越しについて簡単にまとめてみた。

物件のトラブル対応はひとまず落ち着いたので、今後のライフスタイルの確立や新しい習慣作りに邁進している最中である。また数年後引っ越すかもしれないが、そのときに今回の出来事を見返すのが少し楽しみでもある。