レポートの嵐

そろそろ新学期が始まるということで大学生時代のことを思い出してみる。東大見聞録のネタがまだいくつか封印されているので徐々に吐き出していきたい所存だ。

 

東京大学では進学振り分けにより、大学3年生からそれぞれ学部学科が決まる。区分としては大学2年生までは教養学部なのだが、実質的に大学2年生の冬からより専門的な講義が始まる。

 

進学する学部学科にも依存するだろうが、私の選択したところでは「問題演習」の講義があり、毎週のようにレポート課題の締め切りがあった。これまでの学生生活では、レポート課題は学期末に押し寄せてくるようなイメージで、それはそれで大変だったのだが、毎週となるとなかなかプレッシャーがかかる。例えば体調を崩して数日休んでしまったら取り返すのはなかなか骨が折れる。幸いにして私にはそういうトラブルは起きなかったのだが。

どういう経緯でそうなったのか詳細は分からないのだが、学科の中で毎年2~3人は留年している様子だった。新学期になるといつものメンバーとは別に初めましての人達もいて、当時は不思議に思っていた。レポートの嵐に巻き込まれて、提出が間に合わなかったのかもしれない。

また、当時はPC関係にかなり疎く、LaTeXで四苦八苦している学友を横目に、紙とペンでレポートを作成していた。ちなみに、なんだかんだでLaTeXには触らず今に至ってしまっている。

 

なかなかハードな学部生活で、学部時代の同級生らはレポートの嵐をともに乗り越えた戦友だと個人的に思っている。