資産運用について【中間報告編】

背景

年初には「今年はブログをもう少し頑張るぞー」という気分だったのだが、あれよあれよという間にもう8月が終わろうとしている。

 

色々と書いていきたいことはあるものの、なかなか筆が進まず、YouTubeやAmazonPrimeでの動画視聴が捗っている現状であるが、最近、YouTubeで節約や投資に関する動画をふと目にして、お金の話について興味が再燃しつつある。

 

2020年の9月から証券口座を開設して、そろそろ3年が経過するということで記念に記事をまとめてみる。

 

もう2年半前になるが、実は資産運用に関して記事を書いていたのだった。当時は清算編、立志編、導入編の3部を記事にしていたが、今回は中間報告編として現状を整理してみる。

 

haruokasan.hatenablog.com

 

導入編の記事の最後の方で言及していたが、中間目標(?)だった資産1,000万円を今年に入ってから達成したので、今回はその報告を兼ねている。

 

捕らぬ狸の皮算用

まずは、私の資産運用の導入時に検討していた机上の空論からはじめたい。

これからグラフや数値を掲載するが、完全に個人の見解に基づくデータなので、前提条件の間違いや情報が古くなっている場合もあるためご了承いただきたい。

鵜呑みにせずに(あー、こういうことを考えている奴がいるんだな)程度に受け止めていただければと思う。

 

予測資産を次式で簡易評価する。

[予測資産] = ([前年までの資産] + [年間投資額]) × (1 + [資産成長率]) × (1 - [経費率]) × (1 + [分配利回り] × (1 - [配当金課税]))

 

実際には、分配利回りの変動、為替レートの変動、投資の時期など様々な要因が影響すると思われるため、このように評価するのは強引かもしれない。しかしながら、当たらずとも遠からずの結果にはなるはずなので、強引すぎることはないとも思うので、まあ机上の空論として計算する上では十分だろうと考えている。

 

上記の式を用いて、下記を仮定した。

 

項目 数値 備考
前年までの資産 前年の値 初期値は0
年間投資額 200 万円 年間収支より投資可能額を概算
資産成長率 8% 5%や11%など諸説あり。適当に設定
経費率 0.03% 購入している米国ETFより参照
分配利回り 1.64%

購入している米国ETFより参照

※当時の値を使用。最新では1.5%ほど

配当金課税 30.125%

日本および米国の配当課税を考慮

※今は30.315%(?)

 

初期資産は0からスタートした。

年間収支を概算した結果、200万円くらいは投資可能だろうと見積もった。

資産成長率は適当に見積もった。値を変えると結構結果が変わる。色々と検討した痕跡があったが、最終的に8%を落としどころにしていた。

経費率の0.03%はかなり低い値だが、誤記ではなく、主に購入しているバンガード社の米国ETFから情報を取得した。

分配利回りも経費率と同様に情報を取得した。最新では若干値が小さくなってしまった様子。

配当金はETFの評価額に分配利回りを掛けた数値であり、配当金課税については、日本で約20%、米国で10%発生する。実際にはNISA口座も使っているが、年間投資額として200万円を想定している都合上、NISAの年間投資上限の120万円を超えるため、特定口座でも取引することを想定していた。簡単のため、配当金課税は特定口座にかかる場合の30%とした。NISA口座の場合は、日本での課税が免除されるので、米国での課税の10%のみになる(はず)。

なお、当時の計算では配当金課税を30.125%としていたが、今調べてみると、30.315%である様子だった。税金が上がったのか、当時打ち間違えてしまったのか、真相は闇の中。調べればわかるだろうが結局、結果にそんなに影響しないと思うので割愛。

 

計算結果を下のグラフに示す。

予測資産の計算結果

 

Excelで上記式から予測資産を計算し、プロットした。

縦軸は今回の仮定の下計算した予測資産、横軸は投資開始からの経過年数を示す。

15年後には予測資産が投資金額の2倍以上になる計算結果となる。

また、4年後には資産が1,000万円を超える予測となる。

 

くどいようだが、取らぬ狸の皮算用なのであくまでも参考程度に。

だが、こうして運用に関する将来像を具体的にイメージできると楽しい。


運用実績

下記記事にも整理したが、資産運用の目標金額を5,000万円としている。この目標金額は、資産の4%で年間支出を賄える金額という考え方で設定しており、年間支出が200万円であると仮定している。

 

haruokasan.hatenablog.com

 

 

運用実績についてデータを取得するために、月に一回、各口座に預けている金額を確認している。月間口座チェックと個人的に呼んでいる。月間口座チェックは、2021年7月からデータ取得を開始した。

 

月間口座チェックの数値に基づいた資産推移を下のグラフに示す。

 

月間口座チェックに基づいた資産推移

 

グラフ中の「総資産」は保有している全ての口座に預けている金額の合計値、「銀行口座」は生活費や収入を管理しているメインの口座に預けている金額、「証券口座」は証券口座で購入している米国ETFの評価額をそれぞれ示している。

縦軸はそれぞれの系列の値を表し、100万円単位で表示している。

横軸は経過時間で一か月を単位としている。横軸の原点が2021年7月を示し、その25か月後の2023年8月分までの最新データを表示している。

 

現状、総資産の約90%を証券口座が占めており、今年の6月に総資産が1,000万円を超えたことが分かる。

また、銀行口座について、100万円を超えないように、ある程度溜まったら証券口座に移して投資するように運用していることが分かる。

 

なお、銀行口座と証券口座の他に、奨学金返還用の口座、証券口座で購入している米国ETF以外の投資信託、証券口座に預けているが投資はしていない遊んでいるお金が存在している。

総資産としては、これらの合計5つを集計し、その他の3つの口座については金額が大きくないためプロットしていない。

 

投資開始前の資産予測に従って(4年で1,000万円に到達できれば嬉しい)と考えていたが、まさか3年で達成することができてかなり予想外だった。

なお、年間投資額を200万円と仮定したが、実際には年間約250万円くらい投資しているため、若干ペースが早くなっていると考えられる。

また、特に考察はできないが、コロナショックからの経済回復と歴史的な円安傾向が相まって、上振れしているだけなのかなあと思っている。

色々と仮定して計算した資産予測は、全くの検討外れというわけではなく、概ね妥当だろうということを実際に確かめることができた点に満足している。

 

いずれにしてもこれからも継続していく予定であり、中間報告として今回まとめてみた。

目標金額の5,000万円までは13年かかる予測であり、達成まであと10年くらいかかる計算だ。まだまだ先は長い。

 

まとめ

今回、中間報告をまとめてみたが、思ったよりも長くなってしまった。今後も資産運用に関する記事を投稿していきたいと考えている。

今回は運用実績面について言及したが、運用にあたり心がけているメンタル面の話やデータ収集のため自動化しているプログラムの技術的な話を取り上げていきたいと思っている。

そして、最近は全然知識をアップデートできていないので、ブログ執筆をきっかけにお金についての基礎知識やリテラシーを学んでいきたい所存である。