寮の食堂

寮の食堂について

寮では朝夜の食事が月火水木金土の6日間支給される。
朝の部は7時~9時まで、夜の部は18時~21時まで。
メニュー予定が張り出されており、あらかじめ食堂の食事カードに丸を付けて食事を予約する。
予約した食事の数だけお金が徴収される。
朝は200円くらい、夜は400円くらいの価格だ。
外出の予定があったり、メニューが好ましくなければ食事カードにバツ印を付けておくこともできる。
そのようにして食堂の収支が管理されていた。
食料や出費の無駄が少なくなるように考えられたシステムだなあと思う。

予約を忘れてしまったら食事のやりくりを考えなくてはならないのだが。。

そんな時でも、夜の20時40分くらいに食堂のおじさんにお願いすればご飯を提供してもらえる場合がある。
食事予約をしたが、実際には別の予定が入って食べに来ない、という寮生も一定数いるからだ。

本日の食事の消費状況によっては何とかご飯を食べられる場合もあるので、ちょっとした裏技だ。

まあ、遅くまで待ちきれなくて近所の牛丼屋やお弁当屋で済ませるのが現実的な選択肢だが。

虫の出没

食堂には冷房があるが、夏真っ盛りの時期ではないと稼働しない。
東京の6月や9月は冷房を付けるほどではない暑さがあり、
そんなときは窓を開けて涼をとる。
食堂は明るいため虫が集まって来やすい。
もちろん網戸があるため虫対策が万全、のはずだ。
しかしながら、老朽化により網戸に大きめの穴が開いていて
そこから虫が食堂内に出没することがたまにあった。

蚊やコバエなら、仕方がないと黙認するが、
大きな羽音を立てたハチのような虫が食堂にいたことがあった。
ブンブンと危険な音を立てており、部屋の隅っこに立往生していた。
虫がこちらにこないかどうか、気になる。
虫の姿を直視するのも何だか気持ち悪くてできない。
非常に食べにくい・・・
そして早くこの場から立ち去りたい。
ということでよく味合わないまま早食いをする日もあった。

電子レンジ

寮では食事が週に6日間支給されるが、日曜日は食事が出ない。
寮生40~50人分の調理は一人のおじさんが担当している。
つまりおじさんの休日は日曜日だけなのである。

まあ、平日の昼間はフリーなのかもしれないが、勤務時間が朝と夜に集中しているためなかなか大変そうだった。

日曜日の食事問題に寮生の誰しもが対面する。

寮は火気厳禁のため部屋で調理するというのは基本的にアウトだ。
また、寮生が調理場をちょっと使用する、ということもできない。

調理器具として有望なものは、食堂の電子レンジくらいだ。

また、電気ケトルを買って部屋でお湯を沸かすこともできる。
小さい冷蔵庫を部屋に置くという手段も可能だ。

近所のコンビニで冷凍食品を買って食堂の電子レンジを使用する、という
方針を私はよくとっていた。

Rさんと共にふらりとコンビニに赴いた日々を懐かしく感じる。

まとめ

寮の食堂事情についてまとめてみた。

時間の制約があったり、食事予約を忘れたり、虫が出たり、などと難儀する場面もあったが、総合的に考えるとかなり助かっていた。

寮で過ごした4年間は食堂のおじさんに支えられていたといっても過言ではない。

おじさんに感謝・・・!